かえでのまど

ノマドライフをつづるブログ

『終末のフール』伊坂 幸太郎 

イチローの引退で『終末のフール』を思い出しました。

スポーツはあまり見ないタイプです。森博嗣も「スポーツ観戦は趣味ではない、オリンピックも観ない」というようなことをエッセイで書いていて、ちょっとホッとしたことがあります。(マイナー側に立つことがしばしばあるもので)

でもイチローや大谷翔平、スター選手の活躍は引き込まれてしまいます。最近引退会見をしたイチローですが、会見を伝える新聞を読んでいて、「たぶん明日もトレーニングをしている」という言葉で『終末のフール』を思い出しました。

終末のフール (集英社文庫)

終末のフール (集英社文庫)

 

八年後に小惑星が衝突し、地球は滅亡する。そう予告されてから五年が過ぎた頃。当初は絶望からパニックに陥った世界も、いまや平穏な小康状態にある。仙台北部の団地「ヒルズタウン」の住民たちも同様だった。彼らは余命三年という時間の中で人生を見つめ直す。家族の再生、新しい生命への希望、過去の恩讐。はたして終末を前にした人間にとっての幸福とは?

(「BOOK」データベースより) 

八つの連作短編集である本作ですが、この中の一つ、

世紀末となっても黙々と練習を続けるボクサーを描いた「鋼鉄のウール」

この話の登場人物のセリフやイメージが浮かび上がってきました。だいぶ前に読んだ作品なので、いざ読み返してみると違うかもしれないけど…。

「鋼鉄のウール」だけでなく、それぞれの短編のなかで心に残ることばを見つけることができると思います。